キャンベルハムスターオススメの飼い方！特徴や毛色をご紹介

ペットショップで飼えるハムスターの種類に「キャンベルハムスター」がいます。

このハムスターは、ゴーデンハムスターのように、あまり皆さんがご存知ないかもしれません。

キャンベルハムスターは懐きにくく攻撃的という面もありますが、カラーバリエーションは多く、顔はタヌキ顔でとっても可愛らしいハムスターです。

この記事では、そんなキャンベルハムスターの魅力をお伝えするべく

について解説します。

キャンベルハムスターの基本データ

キャンベルハムスターは、ヒメキヌゲネズミ属に属するハムスターで、大きく言うとネズミの仲間です。
原産国はロシア・モンゴル・中国北部などで、旧ソ連から1994年頃日本に輸入され、ペットとして飼育されるようになりました。

キャンベルハムスターとジャンガリアンハムスターは、見た目や大きさがよく似ています。

性格面では、キャンベルハムスターの方が気が強く、懐きにくいため日本ではジャンガリアンハムスターの方が、よくペットとして飼われています。

ですが、カラーバリエーションが豊富なので、欧米ではキャンベルハムスターの方が人気な傾向があります。

ふれあうより、ケージの中でエサを食べたり走り回ったりする姿を、鑑賞して楽しみたい方向けにオススメのハムスターです。

性格

キャンベルハムスターは臆病で怖がりな為、びっくりしたり怖がらせたりしてしまうと、噛み付いてくることも。

個体差によっては手乗りできるコもいますし、赤ちゃんの頃からお世話すると懐く可能性はありますが、基本的には気が強く攻撃的なコが多いです。

体の大きさ

キャンベルハムスターのサイズ感は、ジャンガリアンハムスターとほぼ同じ。

オスの体長は7〜12㎝で、体重35〜45 gほどです。
メスの体長は6〜11㎝、体重30〜40 gほどで、オスより少し小さめサイズです。

寿命

キャンベルハムスターの寿命は2〜3年です。

病気になると進行が早いので、日々の健康チェックで変化があった場合にすぐ気づいてあげられるようにしましょう。

値段

ジャンガリアンハムスターと顔は似ていますが、キャンベルハムスターの方がお値段は高めの2000〜4000円ほどです。

希少なカラーであるほど高くなります。

キャンベルハムスターの毛色や毛質

キャンベルハムスターは、

• アグーチ
  背中とお腹で毛色が違うタイプ
• セルフ
  全身の毛色が一色のタイプ
• 柄のあるタイプ
  パイド（まだら模様）など
• 毛質の違うタイプ
  毛が長い・カールがあるなど

など、毛色・柄・毛質が違う様々なタイプがいます。

目は黒目・赤目タイプがいますが、赤目の個体には視力がほぼありません。

カラーが豊富と言われているキャンベルハムスターですが、実際はペットショップでもそもそも見かける数が少なく、希少なカラーは中々出会える機会がありません。

ここではどんなキャンベルハムスターがいるかご紹介します。
（※写真はイメージ画像も含まれますので、色見本程度にご覧ください。）

毛色

✔️ノーマル（アグーチ）

茶色系のノーマルカラー。

✔️オパール

ノーマルを薄くしたような色で、ジャンガリアンのブルーサファイヤにやや茶色がかったような毛色。

✔️イエロー

赤目で毛色は黄色系で薄いイエローから濃い色まで幅広く背中に茶色の線が入っている。一般的によく見かけるカラーです。

✔️黒目イエロー

イエローの目が黒いタイプ。全体的に黄褐色。

✔️ブラック

全体的に黒色。ショップによって「ドワーフハムスター」などキャンベルハムスターとは別の表記がされていますが、比較的よく見かけます。

✔️アルビノ

真っ白な毛に赤目が特徴。

✔️チョコレート

全身がチョコレートのような毛色。

✔️ダヴ

全体的にグレーにパープルがかったような毛色です。ショップによっては「パープル」などの名前で販売されています。

✔️ブルー

全身がブルーがかった濃いグレーのような毛色。

✔️ベージュ

明るいベージュの毛色。

✔️シャンパン

ブラック・黒目イエロー・イエロー・オパールの4種の遺伝子で発現した色で、全身が淡いベージュ。

柄

✔️パイド（まだら模様）

ブルーパイドやグレーパイド、ブラックパイドなど様々なカラーのパイドのキャンベルハムスターがいる。

✔️プラチナ
毛先が白くなっている個体。全身が白くなる個体もいる。

毛質

✔️サテン
光沢のある毛質で、同じ毛色であってもサテンでない個体とは、違った色に見えることも。

✔️ロングコート
長毛種だが、ゴーデンハムスターの長毛種のような長さにはならない。
成体の場合オスの方がメスより毛が長い。

✔️レックス
毛が根本からカールしたような毛質で、ヒゲも波打ったようになっている。

キャンベルハムスターの飼い方

キャンベルハムスターを飼う際に最低限必要なグッズや快適に過ごせる環境、お世話する上での注意点について解説します。

✔️詳しいハムスターの飼い方とグッズの選び方についてはコチラ↓をご覧ください。

【初心者向け】ハムスターの飼い方とハムスターの種類に合わせたグッズの選び方

実際どんなお世話があるか、最低限必要なグッズは？選びで気をつける事はある？などハムスターの飼い方とハムスターの種類に合わせたグッズの選び方を解説します。

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必要なグッズ

✔️ケージ
中が見えやすい水槽や、軽く掃除がしやすいプラスチック製ケージがあります。
キャンベルハムスターはケージを噛むコもいるので、気になるようでしたら水槽にすると解決します。

✔️床材
圧縮された木製チップもありますが、アレルギーが出る可能性があるため、紙製の床材がオススメです。

✔️回し車
キャンベルハムスターの回し車のサイズは、15㎝程度がオススメです。

✔️給水器
陶器の器などであげるのは、ハムスターが入ったり、床材も入ったりしやすいので上から吊るしたりケージに設置できるタイプを選びましょう。

✔️巣箱
キャンベルハムスターの身体がすっぽり隠れるサイズの物を選びましょう。
陶器製のツルツルした物だと、洗いやすく清潔に保て便利です。

✔️トイレ砂
固まらないトイレ砂の方が、ハムスターが舐めてしまって、口の中で固まってしまうなどの心配がない為安全です。

✔️トイレ
ドワーフハムスター用、またはジャンガリアンハムスター用のものを選ぶと良いです。

✔️エサ入れ
陶器製で重みがあり、ハムスターが中に入ってしまわないように、小さめの物を選びましょう。

✔️エサ
基本は硬めのハムスター専用ペレットを与えます。硬めのペレットを与えることで、ハムスターの一生伸び続ける歯の伸びすぎ防止ができるのです。

適正温度・適正湿度

キャンベルハムスターの適正温度は、20〜24℃、適正湿度は50〜70％です。

ケージの中や、すぐ近くに温湿度計を設置して管理しましょう。
夏や冬は、エアコンやケージの下に敷けるハムスター専用ヒーターなどで調節してあげます。

Rita

ハムスターは風が苦手だから、エアコンの風が直接当たらない所にケージを置こう♪

お世話の注意点

✔️ケージから移動させたい
キャンベルハムスターは、臆病で怖がりですし、尚且つ攻撃的です。
飼い主さんの都合でいきなり捕まえたり、追いかけたりすると、相当のストレスを与え噛まれることもあります。

掃除などでどうしても移動させたい場合は、コップなどの容器をハムスターの前に置くと入ってきてくれることが多いです。難しい場合は、おやつを使い誘導しましょう。

✔️懐いてもらいたい
まずは、おやつを手から貰ってもらえるように、夕方以降に時間帯に1、2粒与えてみましょう。
個体によってはすぐに近づいてきてくれるコもいます。

中々近付いてくれないコは、無理矢理与えようとせず、飼い主の手が安心できる存在になるまで気長に続けてみてください。

手から貰ってくれるようになったら、日々少しずつ指先から手のひらにおやつを移動させて、手に乗ってくるのを待ちましょう。

焦らず丁寧に接していると、徐々に飼い主さんの手に慣れてもらえます。

もちろん個体によってどうしても性格が違うため、ずっと懐かないコもいます。

その場合は、透明なケージでエサを食べたり動き回る様子を鑑賞したり、可愛い写真を撮ったりしてお互いストレスなく暮らしましょう。

まとめ

▼キャンベルハムスターの特徴をおさらいしてみましょう。

基本的には攻撃的で懐きにくいキャンベルハムスター。

個体差があるので懐く個体もいますが、観賞用として楽しみたい方にオススメなハムスターです。

キャンベルハムスターはカラーバリエーションも多いので、気に入ったコに出会えたら性格も理解した上でお迎えみてください。